配当金(インカムゲイン)について
今回は配当金について解説していきます。
株式投資における利益は株の売買で得る利益の「キャピタルゲイン」と株を保有することで得られる利益の「インカムゲイン」があります。
配当金はこのインカムゲインに該当します。
簡単に言えば株を持っているだけで、なにもせずただ寝ているだけでお金が入ってくるんです。
そう不労所得です!。
どのくらいもらえるかと言うと配当金の年利回りは平均3〜4%と言われています。
銀行の年利が0.0001%と言われる今の時代にこの数字はかなり魅力的ではありませんか?。
ではまず配当金とかなにか?ですが、配当金とは企業が事業で得た利益を株主に一部還元するという仕組みです。
金額は1株あたりいくらというふうに株主総会で決定します。
日本株ですと年1回の「本決算」または「中間決算」も入れて年2回支払う企業が多いです。
では配当金はどのくらいもらえるかについてですが、配当金は保有している株式数に応じて支払われ、一株あたりの配当金×保有している株式数が実際にもらえる配当金額になります。
例えば、A社の配当が1株あたり50円だったとします。
100株保有しているとすると、受け取れる配当金は以下のとおりです。
配当金=50円✕100株=5,000円
と言う具合になります。
ですので保有株数が多ければ多いほど貰える額は多くなります。
一株あたりの配当金の配当利回りについてですが、一株あたりの年間配当金を現在の株価で割って算出したものになります。
例えば、現在の株価が1,000円で、年間の配当金額が20円であった場合
配当利回りは20÷1,000×100=2%
となり年間の利回りは2%と言うことになります。
一般的に配当利回りは3%を超えると「高配当株」だといわれています。
ただし、利回りが8%や10%と高すぎる利回りになっている銘柄は注意が必要です!。
なぜなら配当利回りは常に変化しますので、株価が下落しても配当利回りは上昇してしまうのです。
例えば株価が1000円で年間配当額が40円で
年間配当利回りが4%の銘柄があったとします。
これが株価が500円にまで下落したとします。
これ先ほどのこの式に当てはめてます。
1株あたりの配当÷株価✕100
40÷500×100=8
で利回りは8%とかなり高い数字に跳ね上がります。
これは業績悪化などで株価が下落して配当利回りが上昇している場合、配当金よりも株価下落分の損失(売買での損失)が上回ることもあるリスクがあります。
またこういった企業は将来的には配当金が減ってしまう「減配」や、最悪の場合配当が無くなってしまう「無配」になってしまうリスクが高いのです。
配当目当てで買ったのにこうなった場合は本末転倒です。
ですので理想の配当利回りは3〜4%を目安にするといいと言われています。
ではどうすれば配当金が貰えるかですが、権利確定日と呼ばれるものがあります。
これはこの日までにその企業の株を保有していれば、配当金を貰える権利が確定するのです。
つまり権利確定日までに株を購入しておく必要があります。
ただし注意が必要なのは権利確定日の2日前の権利つけ最終日に購入する必要があります!。
権利確定日は中間配当(9月)と期末配当(3月)の月末が権利確定日になっていることが多いです。
例えば年9月の権利確定日は30日です。
配当金を受け取るためには、2営業日前の28日までに株式を購入しなければいけません。
これを過ぎれば28日以降に買っても9月期の配当は受け取れないのです。
配当金をもらえるかどうかは保有期間ではなく「権利確定日」という日に株式名簿に自身の名前が載っているかによって決まります。
権利確定日は企業の決算時期によって異なるので、株式を購入する前にしっかり確認しましょう。
配当金を受け取るためには、権利確定日ではなくその2営業日前である「権利付最終日」までに購入する必要があります。 株式名簿に名前が載るまでは、株を購入してから2営業日かかります。そのため前日や当日に買っても配当金を受け取ることができないので注意しておきましょう。
では肝心のどの銘柄を買えばいいのか?ですが、注目すべき点があります2つあります。
・配当利回りと過去の配当状況を確認する
まずは一般的な高利回りとされている、3%を配当利回りの目安にするといいでしょう。
ただし配当利回りが3%を超えていなくても、連続増配している企業は要チェックです。
例えば、20年以上にわたって連続増配をしている花王は2021年2月時点の配当利回りは1.4%ですが、連続して配当金を増やしています。
業績とセットで確認して好調であれば、長期保有を検討する材料になります。
・業績をチェックする
株式を購入する前は、業績のチェックを行いましょう。
証券会社の企業情報の項目にまとまっていますので簡単にチェックすることが出来ます。
配当の元となる当期純利益が安定しているかを確認するようにしましょう。
最低でも過去5年程度はチェックしたほうがいいです。
また全ての企業が配当を出している訳ではないので、配当を出している企業かどうかを事前にチェックする必要もあります。
以上が配当金となります。
配当金をもらうには株を買う必要があるので、まずは証券口座を開設する必要があります。
初めて口座開設する場合のオススメの証券口座は、歴史も長く手数料も安いSBI証券がオススメです。
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